灘まつり  東山  八家  木場  宇佐崎  中村  松原  妻鹿

灘祭の紹介
松原八幡神社秋季例祭風流 ・無形文化財・平成4年3月10日市指定:平成18年3月17日県指定

 
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灘まつり」とは、姫路市白浜町の松原八幡神社で執り行われる秋季例大祭(10月14、15日)の俗称です。
祭が行われる地域は、
姫路市南東部の東山,木場,松原,八家, 妻鹿,,宇佐崎,中村(宮入順)の灘地域(灘の七村)です。
 祭り=神霊に奉仕して霊を慰めたり祈ったりする儀式、叉、その時に行なう行事(広義では仏事を指す)。
『灘まつり』の始まりは
旧暦8月15日の放生会(ほうじょうえ)の祭礼日から始まり今の新暦10月15日となりました。
放生会(捕らえた生き物を放してやる儀式という意味です)。養老4年720年九州宇佐八幡宮で始まり以後、
生類保護、殺生禁断の仏教思想とも結びついて
全国各地の八幡神社で行われるようになりました。

10月1日(甘酒の仕込み)
10月1日(八朔料理=10月1日の祝い料理・小芋・わらび))
  八朔=旧暦8月朔日(1日)のこと。田の神に感謝し収穫の目安を立てる日。
 ★八朔祭(はっさくまつり)=風雨順調、五穀豊穣、商売繁盛を願う祭。

10月13日 【おお鳴らし】 太鼓を打ち鳴らし邪気を祓い祭りの安全と地域の発展を願う
10月16日 〔後宮〕 大道芸・芝居小屋・蛇使いなどの見せ物があって賑わいました。

宵宮 『10月14日

午前8時ごろ
各町屋台倉出し

出立ち

屋台の町錬り

午前11時30分から
東山を先頭に
木場・松原・八家・妻鹿・宇佐崎
・中村の順に宮入
(宮入=屋台が楼門に到着)

屋台の練り合わせ

各町屋台帰村

(昭和41年警察・総代・役員の
協議で
最後の中村が納めてから、
東山から順次帰ると改正)

本宮 (10月15日)

遷宮の儀式(せんぐうのぎしき)
神霊を神輿に移す

5:00神社拝殿前露払い

早朝錬り番氏子潮掻き

午前9時20分
東山宮入に続き各村宮入
屋台練り合わせ

宮移しの儀に続き
神輿の練合せ

御旅へ神事渡行櫓畑で
露払い
ダンジリの荒錬り
3基の神輿練り合わせに続き
屋台の練り合わせ

山上神社奉納

山上より櫓畑
神輿、屋台練り合わせ

神輿、屋台帰村

遷宮の儀式露払い 1989年(平成元年)10月15日午前5時松原八幡神社拝殿前

本宮(15日→16日)が延期になった年=昭和26・41年(練番中村)、平成17年(練番東山)、23年(練番妻鹿)
昭和37年:
警察署の了解を得るのが難しく14日(日曜日)1日だけの屋台練り(中村・妻鹿は出さず

明治3年(1870年)八正寺は神仏分離により、松原神社となり、この年より神輿は各村ごとの輪番制になった。
明治5年太陽歴採用。.その後(明治43年に陽歴固定)祭礼日は10月14、15日に変更。

明治44年(1911年)3月松原神社が神饌料幣帛料供進神社に指定されてから
昭和22年(1945年)の敗戦時に至るまでは、弊饌を捧げるための供進使として
10月13日に県庁の係官が見えて神事が行われ、この日の行事を秋季例大祭の官祭と称し、
14、15日の行事は私祭と称した。
この年代の秋季例大祭は13、14、15日の3日間とういことになる。
★昭和17年(1942年)戦時下であったが稲作良好、鉄工業インフレ景気で人気良好
  14日(水)1日のみ屋台練り、東山午前9時から順次宮入、門内で東方に向かい天皇陛下万歳三唱(練り番・木場)
★昭和31年(1956年)中村屋台,始めてカラー電飾・翌年宇佐崎屋台に白色の電飾

河合寸翁;かわいすんおう
寛延2年、河合家前橋より姫路に移る。
今日の灘まつりの形態は江戸時代の藩政改革が行われた年からで
一揆、播磨大水で姫路藩の財政はひっ迫していた。
姫路藩の名家老河合寸翁は文化5年(1808年)藩政改革を行う〔地域の民衆が力を蓄える事を警戒した)。
大衆の力に気を使い地域の力を分散させるため。
祭礼に興味を示し、村村の屋台を競争させ祭礼を派手に行わせた。
これにより民衆の財力も低下させ地域の大きな力を低下させる目的で
祭礼を大いに奨励、盛大に行うように指導した(祭政一揆として政治的に取り入れた)。

佐々木堂靜
江戸時代末期安政3年(1856年)
(元松江藩士)松原村には、弘化元年(1844年)より明治元年まで在住。.
時の藩主である酒井忠顕(ただてる)に、屋台の宮入順序について、
・トラブルなきよう四柱推命(24宿→12支→宇宙)で
八正寺を中心に各村の位置から屋台の宮入順決まる。東山・木場・松原・八家・妻鹿・宇佐崎・中村)。