民俗学  平成23年6月14日(火)    

★岩座神(いさりがみ)棚田=鎌倉時代につくられたといわれる石垣の棚田(兵庫県多可郡多可町加美区岩座神
★岩座神(いさりがみ)=千ヶ峰の南麓、杉原川の支流田川の最上流域に位置
★千ヶ峰=付近に数多くの峰がそびえていることに由来。標高1005,2米で東播磨の最高峰。
★神光寺=本尊は十一面観音立像。現在は無柱。「山門には威厳のある金剛力士像が安置」
★五霊神社=文化6年(1809年)9月創立。本殿は板葺流造りで、
                 桧皮(ひはだ)葺切妻造の幣殿、入母屋造の拝殿もあります。
岩座神(いさりがみ)棚田

岩座神の七不思議 (参考"加美町まちづくりピオネーロ"作成の『加美マップ』)

其の壱 血石
岩座神入口の道の西側、渓流に臨んで、上面が平らで赤みを帯びた巨石があり、血石と呼ばれている。
その昔、岩座神の神光寺が隆盛をきわめていたころ、加古川流域の人々は死者が出ると、
はるか南方から遺体を運んでこの寺に葬った。その際、死人はみな一度この石の上に置いたところから、
血石の名が付けられたと言われる。また、一説には、死体があまりに重いので、この石の上で四肢を切り離して運んだため、
その血でこの石が赤く染まったのだとも伝えられている。

其の弐 仁王門のシキミ
神光寺の仁王門前にあるシキ。
午前中は枝葉に勢いがあって光っているが、午後になると急に勢いがなくなり、光沢もあせてしまうと言われている。

其の参 唐滝
旱魃のとき、この滝でウナギを獲ると、必ず雨が降ると伝えられる。
また、この滝には大蛇が棲み、一人で足を踏み入れた者は誰一人として無事に帰れないという。

其の四 千本杉
神光寺の上の山中にある杉。幹の中ほどから無数に枝分かれした不思議な姿の杉の木。
昭和47年3月24日に、兵庫県の天然記念物に指定されている。

其の五 塔の石
高さ10メートルあまりの巨岩で、塔のようにそそり立っている。

昔、あまんじゃこ(天邪鬼)が「夜中に天に五つの岩を積んで見せる」といって神に挑んだ。
四つまで積んだときに夜が明けたので、一つをここに捨て置いて逃げたという。
岩座神の名前もこの岩に由来するといわれている。

其の六 雨乞岩
ここで雨乞踊りをすれば、必ず雨が降るという岩。

其の七 三本竹
常に三本の竹が生えており、たとえその中の一本が枯死しても、また新しく一本生えて、
三本から増えもせず減りもしないという竹。

青玉神社 (兵庫県多可郡多可町加美区鳥羽)
杉原紙研究所
(杉原紙は、兵庫県の重要無形文化財・伝統的工芸品に指定)。
青玉神社の夫婦杉

柳田國男の生家 昭和47年兵庫県指定民俗文化財。
柳田國男の生家 柳田國男・松岡家記念館=神崎郡福崎町西田原

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